いつか此処で27の先を観る

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3年前のこの日、ずっと推していたギタリストがバンドを辞めた。俺は卒業ライブには遠方故行くことができなかったが、バンド公式垢からの終演ツイートがあった瞬間に結構な喪失感に襲われたのを記憶している。

バンドとの出会い、彼が推しになるまで

最初はYouTubeで動画を見てドカ笑いしていただけだった。彼らがバンドであることに気付くまではそう遅くなかった。親にめちゃくちゃゴネてCDを買ってもらった。大興奮で給食の時間に流してもらったが、俺しかノっていなかった為に誰がリクエストしたのか秒でバレた。

そのバンドは最初6人で結成され、様々なメンバー交代を経て4名へと落ち着いていた。そのメンバー交代の時に辞めていったメンバーの中にも実は推しがいたのだが、その話は今する事では無いだろう。

…で、その4人の中で「推し」ができてしまった、という話だ。動画を見ている限りだと面白く”愛すべきポンコツ”といったところなのだが、MVを見るとその印象は一変する。どうやら彼はギターを持つと人が変わったかのような格好良さを醸し出すようだ。

この辺りから、彼は俺の中で「憧れ」となった。

推しが札幌に来た日

そんな彼らがライブツアーで札幌に来ると知らせがあった。親に「バイトとか無理にしなくていいよ」と言われていた俺は親にお小遣いをもらいに行った(その頃の西新宿家は基本的に都度小遣い支給だった)。だが、親からの返答はショックな内容だった。

「3000円?無理。行きたいなら自分で稼ぎなさい。」

いやわかる。言っていることはわかるんだが、じゃあ何故「バイトとか無理にしなくていいよ」などと言ったのだ。最初から自分の金は自分で働いて稼げとでも言われていれば!!!!

俺が唯一、親に対して絶対に許せないことができた日だった。

突然の知らせ、別れの地は”日比谷”

2022年の9月頃だっただろうか。推しが辞めるという旨の動画と文面が投稿された。彼らは結構そういう脱退ネタをやるため、今回もそうかと思っていた。ガチだった。

卒業ライブは「日比谷」…そう、東京の日比谷である。

「日比谷」という地名は知っていた。たまたまその時俺は関東の地下鉄に興味があり、その関係でピンと来たのである。ああ、日比谷線の所だ。東京だ。やっぱりまた俺は彼らのライブに行くことはできない。

TLに流れてくる阿鼻叫喚。俺は買い物に行くため家を出て、泣いた。まさか彼が辞めるなんて思ってもいなかったし、そもそも前にもそのような話がメンバー内で出ていたなど知りもしなかった。

2022年11月27日、あの日から俺は彼らの動画やSNSなど全てを避けるようになった。何故なら見てしまうと”推しはもう居ない”という事実に押しつぶされてしまいそうで。まあその数ヶ月後に色々あったり新メンバーが入ったり色々したが、やはり見れなかった。

俺はずっと「あの頃の彼ら」の夢を見続けている。

総括

総括:これ以上書くとちょっとアレなのでここで勘弁してください

投稿者プロフィール

西新宿 御堂
西新宿 御堂
No.0001 原案・作画担当/責任者。
「エイションシリーズ」「ホステム」の作者、別名義でライター活動もしてます。道民歴18年、千葉県民歴1.5年。

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